南大嶺駅 (2012.8)
美祢駅へ向かう貨物列車(岡見貨物)と厚狭行きの普通列車の交換風景。2013年に廃止されたDD51+タキ1100形の貨物列車は、美祢駅(宇部興産伊佐工場)から山陽本線・山口線を経由して山陰本線岡見駅(中国電力三隅発電所)へ炭酸カルシウムを、復路はフライアッシュ(石炭石)を輸送していた。南大嶺駅は大嶺炭鉱があった大嶺駅まで大嶺支線(2.8km)が分岐していたが1997年4月に廃止され、今は静かな無人駅である。
重安駅 (2009.10)
こちらは2009年10月まで美祢線を走っていた石灰石専用貨物列車。重安駅から(太平洋セメント重安鉱業所で採掘された)石灰石を宇部線宇部岬駅(セントラル硝子宇部工場)へと輸送していたがトラック輸送へと切り替えられた。最盛期には30往復以上もの石灰石輸送列車が走っていたそうだ。
下のパノラマと切り替えて表示できます。最初のパノラマは、積み込み位置に合わせて貨車を停車させホッパーから石灰石を積み込む作業風景。
石灰石を積み込んだあと機回しして出発を待つ5990列車。石灰石を満載にしたホキ9500形を牽引するのはDD51 882号機。DML61Zエンジンのアイドリング音と走行音も収録。線路脇には使われなくなった巨大な石灰窯が残っていた。