上野駅
上野駅(23:03発) – 金沢駅(6:26着)を運行していた寝台特急「北陸」。上野 – 長岡間はEF64 1000番台、長岡 – 金沢間はEF81が牽引していた。14系寝台客車は短い8両編成だった。
金沢駅
上野行の夜行列車が2本続けて出発していた22時過ぎの金沢駅。5番線に22:15発の急行「能登」、6番線に22:18発の寝台特急「北陸」が並んでいた。2010年3月のダイヤ改正で「北陸」は廃止、「能登」は臨時列車化(その後、2012年に廃止)された。14系寝台客車とボンネット型の489系もそれぞれ最後の定期運用だった。
金沢駅
こちらは入線時、編成後ろ側の「北陸」と「能登」。6番線の「北陸」が先に、続いて5番線に「能登」が入線していた。両列車とも長岡駅で進行方向が変わるので長岡 – 上野間はこちら側が先頭になる。クハ489-500番代は、かつて碓氷峠越えで補機のEF63を連結していた名残りで連結器カバーが無い。
高岡駅 – 2010年1月
上野行きの「北陸」、牽引機はEF81-149。
B寝台個室 ソロ (スハネ14-752)
金沢から乗車した「北陸」号は、深夜の信越本線直江津 – 柏崎間で強風のためストップし、翌朝大幅に遅れて高崎駅に到着した。先を急ぐ乗客は上越新幹線へ乗り換えが案内され車内は誰も居なくなってしまった。その後はラッシュ時間帯にズレこんで寝台特急の出発は後まわし、通勤列車を先行させるため高崎線本庄駅で臨時停車していた。結局、上野には3時間ほど遅れて9時半ころに到着。思いがけず長寝することができた「北陸」号最後の旅だった。