佐世保駅 (2013.8)

肥前山口駅 – 佐世保駅間(44.8km)を結ぶ佐世保線の終着駅。JRの中では最西端に位置する駅になる。この日は台風が接近中で、博多行きの特急「みどり」は定刻で発車していたが、最西端の駅がある松浦鉄道は昼頃まで運休となってしまった。豪雨が弱まったところでパノラマを撮影し、路線バスで平戸へ向かうことにした。
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有田駅 – 佐世保駅を結ぶ(93.8km)松浦鉄道の、たびら平戸口駅(長崎県平戸市)は最西端に位置する駅だ。モノレールを含めれば沖縄県の「ゆいレール」が最南端・最西端ということになるが、それは別の機会にすることにして、佐世保から松浦鉄道に乗って最西端の駅に途中下車する予定だった…。ところが前日からの台風接近でこの日は始発から全線で運転見合わせ。雷雨の佐世保駅で予定変更、路線バス(西肥バス)でたびら平戸口駅を目指してみることにした。佐世保バスセンターから1時間20分ほどバスに揺られ平戸口桟橋バスターミナル(田平港)で下車、さらに10分ほど坂道を歩いてようやく最西端の駅にたどり着いた。列車はちょうど運転再開の頃でパノラマは何とか撮影できたけれど、平戸観光はまったくできなかったので再訪したい。
1914年に建てられた木造の駅舎は現役で重要文化財にも指定されている。当初はここが門司駅であったが、1942年に関門トンネルが開業し門司港駅となった。老朽化の進んだ駅舎は2012年9月から大規模な保存修理工事中で、現在は素屋根に覆われている。すべての工事を終えるのは2019年度中とのことだ。
門司港駅前はすぐ関門海峡。対岸の下関の町も見え関門汽船が運航する関門連絡船(片道400円)に乗れば5分ほど唐戸桟橋に着く。小さく写っている関門橋(道路橋)の向こうは壇ノ浦である。
紙屋町で本線と分岐する宇品線の終点、広島港。Green mover max(5100形)の前で。屋根が高く開放的な電停に新旧、単行車・連接車、さまざまな路面電車が次々とやって来る。隣接する広島港旅客ターミナルからは近郊航路のほか、松山行きのフェリーも出ている。
(さらに…)出雲市駅からトロッコ列車「奥出雲おろち号」に揺られて3時間半、木次線の終着駅、備後落合に着いた。木次線は宍道駅(島根県松江市)と備後落合(広島県庄原市)を結ぶ81.9kmのローカル線である。中国山地を越えるため急勾配と急カーブが連続していて、途中の出雲坂根駅には3段スイッチバックが存在する。終点の備後落合駅で芸備線と接続しているが、両線とも陰陽連絡路線の役割はもはや無く1日数本ずつ列車が走るのみ。「奥出雲おろち号」で備後落合に着いた乗客は大半が折り返し列車へと戻り、残りの乗客は2番線の芸備線に乗り換えた。
パノラマ画面内の「サウンドボタン」をタップするとDE15 2558の汽笛・走行音を再生することができます。