島原鉄道南線の記録 〜パノラマと音の風景〜
2008年4月1日に廃線となった島原鉄道「南線」の風景をパノラマと音で記録しました。島原鉄道の協力の下、廃止前の南線全20駅の風景をフルスクリーン360°パノラマ映像(環境音付き)で収録。その他、南線の風光明媚な沿線風景や北線を走るキハ20形、南島原車両工場内など、貴重な風景を多数収録したCD-ROMです。
発行：Northern Lights, Inc.
発売：2008年9月1日
定価：3,150円 (税込) 送料・手数料別
購入方法、収録パノラマ・サウンド一覧、動作環境、各サンプルは商品詳細ページをご確認ください。
『島原鉄道南線の記録 〜パノラマと音の風景〜』CD-ROMにはフルスクリーン360°パノラマ映像(QuickTime VR)43本の他、引退前のキハ20形の車内走行音(南線・北線全区間、上下4列車)約300分も収録しました。南線の勾配、徐行区間から北線を軽快に走る区間まで、諫早〜加津佐間の全線、キハ20形が力走するDMH17サウンドを、ぜひヘッドホンでお楽しみください。
キハ2003 エンジン始動シーン
南線廃止と同時に引退した島原鉄道のキハ20形各車輌の貴重なシーンもパノラマで多数収録しています。なかでも車両工場内、キハ2003のDMH17Cエンジン始動シーンは見どころのひとつです。(以下2枚はβ版の画像です)
キハ2003 エンジン始動シーン
キハ2003車内にて、DMH17Cエンジン上で撮影、録音しました。
CD-ROM収録サウンド紹介
『島原鉄道南線の記録 〜パノラマと音の風景〜』CD-ROMに収録した環境音と走行音、サウンドファイルについて紹介します。360°フルスクリーンパノラマはもちろん、「音の風景」もしっかりと記録することが制作目標のひとつでもありました。予想以上に長時間の環境音を録音でき、また可能な限りCD-ROMに収録したため、サウンドファイルはすべてAAC圧縮形式になりますが、十分なクオリティーと臨場感を確保しています。
キハ20形車内走行音は下記の通り、2008年4月1日をもって廃線となった「南線」区間に加えて「北線」区間も、上下列車ともに収録しました。
- キハ2019車内走行音 105列車 島原〜加津佐 (約80分)
- キハ2018車内走行音 116列車 加津佐〜南島原 (約69分)
- キハ2018車内走行音 107列車 諫早〜南島原 (約77分)
- キハ2008車内走行音 102列車 南島原〜諫早 (約75分)
また、キハ20形車内走行音の他、パノラマ視聴用に収録したサウンドファイル(南線各駅の環境音や工場内のDMH17エンジン始動音など)、合計34ファイル(約60分)もすべてiTunes、iPhoneやiPodに取り込んで再生可能です。
CD-ROMに収録されているすべてのサウンドファイルをiTunesに取り込んで、「島原鉄道南線の記録 〜音の風景〜」というプレイリストを作成(Cover Flow表示)した例です。キハ20形車内走行音とパノラマ用に収録したサウンドファイルは全122ファイル、合計5時間59分です。音の風景もじっくりと味わっていただければ、と思っております。
沿線風景サンプル
布津新田〜布津間を力走するキハ2003とキハ2008の2連です。”三本ヒゲ”付きのキハ2003は島鉄自社発注車、キハ2008は首都圏色に塗り替えられて活躍しました。
キハ2003サンプル
キハ2003のDMH17Cエンジン始動シーンを車外より収録しました。迫力のサウンドを、ぜひヘッドホンで試聴してください。(画像はメニュー画面のスクリーンショットです)
島原鉄道について
島原鉄道は長崎県の島原半島を走る単線非電化の路線です。島原半島を海岸線に沿うように走ります。諫早〜加津佐間(78.5km)のうち、「南線」の島原外港〜加津佐間(35.3km)が2008年4月1日に廃止となり、89年の歴史に幕を閉じました。
雲仙普賢岳の噴火により幾度となく被災、寸断されては復旧を果たしてきた区間も廃線となりました。