panologue (パノローグ) 創刊号

iPad用の電子書籍『panologue』創刊号がようやくリリースされました。(現在はダウンロードできません。当時の紹介記事です。)

創刊号の内容(プレスリリースから引用)です。

創刊号の第1特集は「パノラマが記録したヒロシマ・ナガサキ」。原爆投下後の街の姿をパノラマ写真で記録した写真家たちがいました。67年の時を経て、彼らが見た風景 をiPad上に再現しました。
第2特集は「東北 ものづくりの現場を訪ねて」。東北で気になるモノやサービスを作り出している人々の“その後”の姿を紹介します。 インタビューは「パノラマ写真の歴史 -東京都写真美術館 三井圭司学芸員に訊く -」。写真黎明期の歴史に詳しい三井学芸員から見たパノラマ写真の歴史についてお話しを伺いました。

ユニークな視点でニッポンを切り取る連載陣、ラインナップは以下の通りです。
・銅像目線 西郷隆盛像
・パノラマ建築探訪 スイミーハウス
・昭和スタイル バーバー 男爵
・佐渡島通信 小木半島のたらい舟漁
・社会科見学見物記 北炭送電線をたどる
・Artist’s View ロッカクアヤコ
・ぐるっと列車の旅 C61 復活の汽笛

iPadで見る・読む・聴く“グラフ誌”、panologue(パノローグ)が創刊しました。扱うテーマはニッポンの風景。日常の風景や残したい風景、普段は見ることのできない 風景をパノラマ写真で記録しました。iPadならではの操作性で、日本の風景に触れて みてください。
Touch the scene around us !

僕の分は、2011年の11月下旬に一週間ほど東北各地で取材撮影したパノラマが数本、そして「ぐるっと列車の旅」という連載でC61のパノラマと走行音が掲載されています。あとは恒例の?セルフポートレートパノラマが最後の方に…ちなみに今回も鉄ネタです(^^)

===

以下は2012年8月、個人的に広島・長崎を巡った際に撮影してきたパノラマの紹介です。

Atomic Bomb Dome

原爆ドーム
2012年8月の原爆ドーム。広島駅から路面電車に乗ると20分弱で原爆ドーム前電停に着く。八丁堀から紙屋町あたりの繁華街を路面電車で通過して電停に降り立つと、目の前に突如原爆ドームが現れる感じで、その突然さにいつも少し戸惑う。電停を発車した路面電車は緩い勾配を駆け上がり相生橋を渡る。

A-bombed camphor trees

被爆クスノキ
長崎、山王神社の被爆クスノキ。爆心地から南東800mほどの場所にあり、透明板で塞がれている幹の空洞には爆風で入り込んだと思われる瓦礫が残っている。この日は松山町の電停から爆心地→平和公園→浦上天主堂→原爆資料館と歩き回ってここで一休みさせてもらった。炎天下、大きなクスノキの日陰が涼しかった。(パノラマ画面右上のプルダウンメニューで画面切り替えができます)
このクスノキは、1945年10月に林重男氏が長崎医科大学附属病院の裏山と浦上駅から撮影したパノラマ写真にも小さく写っているのが確認でき、創刊号の特集「パノラマが記録した ヒロシマ・ナガサキ」(p17,p18)に掲載されています。また創刊準備号(p32)にも2005年8月9日の境内の風景がクスノキとともに記録されています。

Urakami Station

浦上駅
長崎本線浦上駅のプラットホーム。1945年10月に林重男氏が撮影した浦上駅のパノラマ写真(創刊号のp18に掲載)を見て、折角の機会なので立ち寄ることにした。被爆当時、駅の西側には三菱の長崎製鋼所第2工場があり建屋の鉄骨が爆風と熱線でひしゃげている様子が写っている。まだ町は一面焦土のままで、プラットホームから北側の爆心地方向、東側は山王神社のクスノキや金比羅山方向まで見渡せている。
現在の駅は建物に囲まれていて見通せないことは分かっていたので、氏の記録と同じ上りホーム側(で当時の写真は諫早方向にホームが長く写っていたので)長崎駅寄りで撮影。東側の駐車場奥に少しだけ見えるのが金比羅山から伸びる北側の尾根のようで、割りと近い位置に立てたのではないだろうか…。